パウパー神決定戦
はじめに
MTGを始めて2年が経った。
これまでリミテ専としてやってきたが、構築の大会に参加し始めたので反省点や気づいた事などを記録しておこうと思う。稚拙な内容だが許してほしい。
2022年6月25日(土) 晴れる屋 トーナメントセンター東京にて、第1回パウパー神決定戦が開催された。参加人数は267名と個人的にはプチGP感覚だった。
使用デッキは青黒フェアリー。 オーソドックスなクロックパーミッションだ。
勝敗:4-2でドロップ
1回戦 シミックミル ○○ 後
2回戦 ジャンド続唱 ○×○ 後
3回戦 呪禁オーラ○○ 後
4回戦 緑ストンピィ○○ 後
5回戦 ジェスカイブリンク ○×× 後
6回戦 ジェスカイブリンク×○× 後
圧倒的後攻。
構築
メインボード
特筆すべきと言えば月罠の専門家と物騒なバトルレイジャーではないだろうか。
月罠の専門家
Moonsnare Specialist / 月罠の専門家 (3)(青) クリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja) 忍術(2)(青)((2)(青),あなたがコントロールしていてブロックされなかった攻撃クリーチャー1体を手札に戻す:あなた の手札にあるこのカードをタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。) 月罠の専門家が戦場に出たとき、クリーチャー最大1体を対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
2/2
ケンクのアーティファサーへの対策である。
ご存じかもしれないが、青黒フェアリーというデッキはケンクのアーティファサーという1枚のカードで詰む。
破壊不能土地(以下ケンク土地)に対して、追放やデッキバウンスする手段が無く、飛行クロックもケンク土地のパワーに数歩及ばずのため、 苦悶のねじれ や 悲劇的な落下 が解答例として挙げられる。
しかし、他の忍者で使い回しが効く肉が欲しかったのでこの忍者を採用する運びとなった。
「戦場に出たとき」なので、ケンク土地にブロックされているクリーチャーが生き残る形でバウンスができる。素でキャストしてもよい。
物騒なバトルレイジャー
Vicious Battlerager / 物騒なバトルレイジャー (3)(黒) クリーチャー — ドワーフ(Dwarf) バーバリアン(Barbarian) 物騒なバトルレイジャーが戦場に出たとき、あなたはイニシアチブを得る。 反撃の棘 ― 物騒なバトルレイジャーがクリーチャー1体にブロックされた状態になるたび、そのクリーチャーのコントローラーは5点のライフを失う。
1/5
忍者より曲者である。稲妻は勿論、感電破や殺しが効かず、マイアの処罰者と相対せるタフネスを持ったバルダーズ・ゲートから参上したスーパールーキー。
モナークを抜いて2枚でも良かったかもしれない。
サイドボード
ごちゃごちゃしていて綺麗ではない。呪禁オーラ、バーン、ミラーを意識した。
青黒フェアリーとバーンには当たらなかったため、勢団の取り引きと嵐縛りの霊は1回もサイドインをしていない。
以下の2点がお気に入りである。
はね返り
Recoil / はね返り (1)(青)(黒) インスタント パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。その後そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
何でもバウンス+1枚ハンデスという知る人ぞ知るとんでもカードである。唱える際、99%テキストを確認されるため気持ちが良い。
親和/ジェスカイ/呪禁オーラ/続唱(ラノエル型)への対策である。ケンク土地を戻すと相手のテンポを遅らせることができる。楽園の拡散や繁茂がついた土地をバウンスすると健康に良いとされている。
フェアリーの忌み者
Faerie Macabre / フェアリーの忌み者 (1)(黒)(黒) クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue) 飛行 フェアリーの忌み者を捨てる:墓地にあるカードを最大2枚まで対象とし、それらを追放する。
2/2
能力で追放できるため、打ち消しに強く強迫も効かない。
MTG界のDDクロウである。
血の泉や発掘に強く刺さる。が、死体発掘は対象を取らない為注意したい。
自身もフェアリーのため、最悪素出しでスプライトのマナ稼ぎになる。忍者で戻すと本来の使い方ができる。
調整で試せなかったためピンで刺したが、呪文爆弾を抜いて2枚でもよかっと思う。
戦録
1回戦 シミックミル ○
7枚切削や思考掃きが投入されており、ジェイスの幻というアタッカーを用意しつつLOを狙うデッキの様だった。2本とも、アンコウを出したりボーラスの占い師に予想外の牙をつけたりなどして殴り勝った。
Jace's Phantasm / ジェイスの幻 (青) クリーチャー — イリュージョン(Illusion) 飛行 ジェイスの幻は、対戦相手1人の墓地に10枚以上のカードがあるかぎり+4/+4の修整を受ける。
1/1
2回戦 ジャンド続唱 ○
1本目は記憶にない。
2本目 アルティ2体からのレイジャーで血祭りにされ敗北。
3本目 イニシアチブ合戦になり、宝石泥棒2体とレイジャーが並んでいて非常にきつい状況だったが 殺しや喪心で盤面を空にし捨て身アンコウで勝ち。
3回戦 呪禁オーラ ○
1本目 ブチギレチェイナー
2本目 はね返りで楽園の拡散が付着している土地をバウンス。ヘルシー。
4回戦 緑ストンピィ ○
1本目 除去とスプライトで序盤を乗り切り、残りライフ2の所でアンコウに予想外の牙をつけてそのまま殴り勝ち。
2本目 対面がリバーボアをキャストするもマナスクリューが発生。
殺しを構えながら、レイジャーでアドバンテージを稼ぎクリーチャーを横並べしてそのまま勝ち。
River Boa / リバー・ボア (1)(緑) クリーチャー — 蛇(Snake) 島渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。) (緑):リバー・ボアを再生する。
2/1
Snuff Out / 殺し (3)(黒) インスタント あなたが沼(Swamp)をコントロールしているなら、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、4点のライフを 支払うことを選んでもよい。 黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。
「それは再生できない。」
5回戦 ジェスカイブリンク ×
1本目 イニシアチブ合戦に勝利し、最終層まで到達。
ボーラスの占い師がムッキムキで着地し勝利となった。
2本目 ケンクを出される前にアンコウを出し、予想外の牙をつけてビートダウン。
相手のライフが5になるまで追い詰める。
盤面にはアーラコクラが1体、対面の手札が3枚と赤白のブリッジランドが1枚背伸びをしており、それ以外の土地は全て寝ていた。
こちらの盤面は6/6のアンコウが1体、手札には レイジャー はね返り 島
殴れば相手はマストブロックの超有利な状況。
しかし、何を思ったのかはね返りをアーラコクラに対してキャストをする。
スタックで背伸びをしていたブリッジランドがお辞儀をし、儚い存在でアーラコクラをエスケープされる。
気がついたら成増にある大浴場で湯船に浸かっていた。
総括
0-2でドロップをしたらどうしようと不安に駆られていたが、いざ試合が始まると緊張と不安がほぐれた。
大会を通じて、沢山学びを得た。良い試合もあれば、悪い試合もありいい経験が出来て楽しかった。
調整に付き合ってくれた周りの友人達には感謝でしかない。
市川選手曰く「有利な時は自分から動かない」とのこと。精進。